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令和7年地価調査が発表されました。

表題の通り都道府県の地価調査が発表されました。

都道府県地価調査は7月1日時点の各都道府県に設置された基準地の地価を判定すること。

地価公示と合わせたら半年に一度は地価動向がある程度わかるってことになりますね。

全国的にも地価は上昇基調、地方圏では横ばいになったそうで…。

ただ、やっぱり二極化が進んでいます。

令和7年の地価調査における、価格と変動率で最も高い地点の情報は以下の通りです。

商業地の最高価格

  • 地点: 東京都中央区銀座4丁目
  • 価格: 6,050万円/m²
  • 変動率: +8.6% 

商業地の最高変動率

  • 地点: 大阪市中央区道頓堀1丁目
  • 変動率: +22.6% 

住宅地の最高価格

  • 地点: 東京都港区赤坂1丁目
  • 価格: 5,900,000円/m² 

住宅地の最高変動率

  • 地点: 大阪市城東区中央2丁目
  • 変動率: +10.5% 

その他

  • 全国の商業地平均変動率は+2.8%、住宅地平均変動率は+1.0%となっています。
  • 全国の工業地の最高価格は823,000円、変動率は+7.06%でした。 

総じてインバウンド関連、海外投資関連が地価を押し上げている印象ですね。

インバウンドといえばリゾート地、どうなっているか見てみると…

今回飛びぬいて上昇しているのは富良野町(北海道)

  • 富良野市北の峰町の住宅地は、全国の住宅地トップの上昇率を記録しています
    • 変動率: +27.1%。(驚愕)
    • 価格: 1平方メートルあたり51,600円。

コンドミニアム、別荘、民泊などの需要が後押しして上昇率がダントツですね。

半導体工場需要の熊本県菊陽町、大津町はというと

  • 大津町は、以下の変動率を記録しています
    • 変動率: +29.4%。(驚愕)
    • 価格: 1平方メートルあたり41,500円

ただ、一連の流れでいえるのが、外貨頼みの地価変動なんで、このまま続くかどうか、少し不安がありますね。

評価員の皆様、お疲れさまでした。

次は公示かんばりましょう(^^)/